そけい(鼠径)ヘルニアとは
そけい(鼠径))ヘルニアとは簡単に言うと「脱腸」のこと。
「鼠径(そけい)」とは、太ももの付け根の部分のことをいい、
本来ならおなかの中にあるはずの内蔵の一部がおなか以外の部分に
はみ出してしまうことをヘルニアと呼びます。
そけいヘルニアは小児の病気というイメージがありますが、むしろ成人に多く、
病院で手術するしかありません。
初期症状としては皮膚に違和感を感じることですが、ヘルニアを押したら戻るので
放置しておく人も多いという状況です。
しかし、再発することも多いので、病院に行き、治療の相談をすることを
おすすめします。
そけいヘルニアで怖いのは、嵌頓(かんとん)といって、
門から出た小腸が戻らなくなる事です。
小腸が戻らなくなり、門で締め付けられて血流障害を起こすと、
突出した腸は壊死してしまいます。
門が小さい場合、当然締め付けも強くなりますので、
いずれにせよ放置するのではなく、早急に手術をするのがいいでしょう。
最近では日帰り入院で済む新しい手術もありますので。
スポンサードリンク
スポンサードリンク
そけい(鼠径)ヘルニアの手術
そけい(鼠径)ヘルニアの手術で一番メジャーなのは
「メッシュ・プラグ法」だ。
メッシュ・プラグ法は、人工補強材(ポリプロピレン製メッシュ)で出来た
傘状のプラグを鼠径管の口や筋膜の弱い部分に入れて上から補強する方法。
メッシュ・プラグ法で懸念されるのが、異物を体内に入れることによるアレルギー反応だが、
補強剤のポリプロピレンは手術の糸などにも使われ、異物反応の心配がないことは
証明されており、安心といえる。
また、最近注目されているのが、形状記憶のメッシュ(クーゲルパッチ)を使った
「クーゲルパッチ法」だ。
クーゲルパッチ法は鼠径部を5センチほど切開し、形状記憶リングが装着された
二重のポリプロピレンメッシュを用いて腹膜を覆うように挿入し、ヘルニア門を後方から
補強する方法。再発性も少なく、違和感も少ないということで今注目を集めている手術法だ。
最近では日帰り手術専門の外科もあるようなので、事前相談してみるのもいいかもしれない。